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「廃り物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

廃り物の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
限を越えてもつぐなわず、とうとう質流れになってしまった。ほかに売る先もないので、廃り物として空き屋のなかに久しく押し込んで置くと、月の明るい夜にその人形が幾つも....
超人鬚野博士」より 著者:夢野久作
ちへドンドンやっていたら日本中が「お月様イクツ」になってしまう。だからワンワンの廃り物の方がニャアニャアのルンペンよりも遥かに多い訳だ。 尤もいくらワンワンだ....
黒点」より 著者:豊島与志雄
、見ねえ、この通り向うから頼んで、古釘を持たしてくれた。どんな物だって、世の中に廃り物はねえんだ。その心得が肝心なんだ。山本屋じゃあ、これから俺の手におえねえほ....