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廃れる
「廃れる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
廃れるの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
せんが、昔は神仏に流行り廃りがありまして、はやり神はたいへんに繁昌するが、やがて
廃れる。そこで、流行らず廃らずが本当の神仏だなぞと云ったものですが、新らしきを好....
「文化史上より見たる日本の数学」より 著者:三上義夫
外国との関係は打ち切られ、外国からの刺激もなくなる、従っていくばくならずしてまた
廃れるのも故なきにあらずである。 もちろん暦法の運用、都城の新設、宮殿諸寺の建....
「藤十郎の恋」より 著者:菊池寛
密夫の狂言とは、名ばかりで相も変らぬ藤十郎じゃ』と、云われては、自分の芸は永久に
廃れるのだと、彼は心の裡に、覚悟の臍を堅めていた。ただ、相手の傾城が、人妻に変っ....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
い布であります。 三国港はその昔、船箪笥の産地として名がありましたが、千石船が
廃れると共に、その歴史も終りました。 更に北に登れば加賀の国であります。金沢は....
「三国志」より 著者:吉川英治
沢へ移れ」 と号令したが、同時に城中から射出した雨の如き乱箭も加わって、早くも
廃れる部下は数知れない。 「老朽の蜀将、逃げ給うな。天水の姜維これにあり」 呼....