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建直し
「建直し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
建直しの前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
の精神や意図が実質的に実現出来たかも知れない、危い処だった。 何年の何月何日に
建直しが行なわれるという代りに、徐々に
建直しが行なわれたり何かするのだったら、世....
「春昼」より 著者:泉鏡花
新築|開き。」 如何にも一月ばかり以前から取沙汰した今日は当日。規模を大きく、
建直した落成式、停車場に舞台がかかる、東京から俳優が来る、村のものの茶番がある、....
「『文芸評論』出版について」より 著者:宮本百合子
第四期一九三二年後半から一九三四年三月頃まで。 (プロレタリア文化・芸術団体
建直しのための努力、左翼芸術理論における一進展として社会主義的レアリズムの提唱、....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
友会は「政府のいわゆる健全財政、公債漸減主義を排し、わが党の積極産業政策、経済の
建直しにより財源を涵養し、以て国防の充実を計る兵農両全主義を普及徹底せしむべし」....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
では先日、家が焼けて、再建の普請の最中だから、お前のその力で働いてやれば、本当の
建直しができようというものだ、行ってみる気があるなら行ってみろ」 こう言われて....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
右中将に転じたほどであるから、だんだん家が手狭になったによっての故であろう。この
建直しの普請のために、以前の堀を埋めて別に掘り直したとある。永正六年には公条邸の....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
だって貴方だって――南天を御存知ないみたいなところがあるんだもの。 林町の家の
建直し(建築)は目下材料高騰で一寸見合わせですが数ヵ月うちには着手されます。正月....
「枯尾花」より 著者:関根黙庵
から変事が続きて住いきれず、売物に出したのを或者が買うけ、その土蔵を取払って家を
建直したのだが、未だに時々不思議な事があるので、何代|替っても長く住む者が無いと....
「二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
ず自分の思想や信仰や計画や目的までも間断なしに破壊していた。で、破壊しては新たに
建直し、
建直しては復た破壊し丁度|児供が積木を翫ぶように一生を建てたり破したりす....
「風呂を買うまで」より 著者:岡本綺堂
去年の大震で傷んでいる家屋が更に破損して、長く住むには堪えられなくなった。家主も
建直したいというので、いよいよ三月なかばにここを立退いて、更に現在の大久保百人町....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
スについては、むろん彼の罪を貴夫人より軽いとはいわないけれど、彼にはまだまだ行状
建直しの望みがある。彼をして『新約』の「テサロニケ前書」四章の三を読ましめよ、次....