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「建設的〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

建設的の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
欲すると共に創造を欲する。平安は既存の事体の調節的持続であり、進歩は既存の事体の建設的破棄である。潤色は在るものをよりよくすることであり、創造は在らざりしものを....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
この産業大革命は二つの方向に作用を及ぼすと思う。一つは破壊的であります。一つは建設的であります。破壊的とは何かと言うと、われわれはもう既に三十年後の世界最後の....
空想日録」より 著者:寺田寅彦
やはり名工が陶器を作ると同様なものがあるような気がする。死んだ無機的団塊が統整的建設的|叡知の生命を吹き込まれて見る間に有機的な機構系統として発育して行くのは実....
地球要塞」より 著者:海野十三
も仕方がないのだ。狙われるだけの価値があるのじゃ。わが大東亜共栄圏は、三十年来の建設的努力が酬いられて、ついに今日世界の宝庫となるに至ったのだ」 元帥の眉が、....
技術の哲学」より 著者:戸坂潤
)、それが元来社会的破壊作用――戦争――のための技術であることから、第一には社会建設的な有益な技術の物的基体――機械・工場・都市・農場・等々――を破壊し、従って....
社会時評」より 著者:戸坂潤
即ち河北省問題が一段落ついて直後、軍部の天津会議なるものが催され、そこで「将来の建設的方策」については何れ後から具体的方策を進めようということに決ったそうだが、....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
、建設もする。改革もするし、退歩にも導く。今日のジャーナリズムは、だから、科学を建設的、改革的に動員すべき契機をはらんでいなければならない。実に、今日、科学が正....
娯楽論」より 著者:戸坂潤
筈がないから、逸楽とどこか似た点もあるのであるが、併し娯楽の易行道は決して社会の建設的コースから脱線したものであってはならぬ。処でこのコースから逸脱する快楽こそ....
人生における離合について」より 著者:倉田百三
陥るようなことはその気稟からも主義からも排斥すべきであって、もっと積極的に公共の建設的動機と知性とをもって明るく賢く快活に生きるべきであろう。 さて私は別離に....
インテリの感傷」より 著者:坂口安吾
力しないのか。クビキリ反対という保守反動的方法の代りに、整理人員を就労せしむべき建設的方法について、何らの策も施す能力がないではないか。 現実の日本に於て、最....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
なにぶん、アロハというものは、妖怪として登場したものではない。ともかく焼跡にも建設的な気風が起り、いたずらに戦争の惨禍を身につけてデカダンスに身をもちくずして....
文学のふるさと」より 著者:坂口安吾
こと、突き放すこと、私はこれを文学の否定的な態度だとは思いません。むしろ、文学の建設的なもの、モラルとか社会性というようなものは、この「ふるさと」の上に立たなけ....
戦後合格者」より 著者:坂口安吾
などは一つもない。ただ文化指導者同士の血で血を洗う内紛をさらけだしただけである。建設的な施策に於て、公平な第三者を納得させるような成果は、まったく一つも行うこと....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
険人物と考えてよろしいかと思う。 したがって、彼なくしては為しがたかったような建設的な業績を残す代りに、狂気の所産を置きミヤゲにする場合もすくなくない。歴史を....
社大党はファッショ化したか?」より 著者:戸坂潤
活運動、産業協力運動、不当利潤制限、軍事扶助の徹底、独善主義打破、人材登庸徹底、建設的言論の尊重、を含んでいる。 之はプログラムである。実際に実施しているもの....