弁事[語句情報] »
弁事
「弁事〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
弁事の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「縮図」より 著者:徳田秋声
をしばらく家に謹慎しているのだった。それはちょうどそのころ世の中を騒がしていた鈴
弁事件と似たか寄ったかの米に関する詐欺事件だったが、隠匿の方法がそれよりも巧妙に....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
よくないと云っています。
十七日
きのうは、午後から評論家協会の催しで、駐日
弁事処長とかいう仕事をしている人で趙滉という人の芸術に現れた日支民族性という話を....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
多「はい、有難うがんす、伯母さん己ア母親は我儘ものでがんすが、私も亦遠慮なしに抗
弁事をしやすから、そんで打ち敲かれやすのだから、強ち母親ばかり悪い訳ではがんせん....
「上野」より 著者:永井荷風
に詩社を開いた。是明治五年壬申の夏である。湖山は維新の際国事に奔走した功により権
弁事の職に挙げられたが姑くにして致仕し、其師星巌が風流の跡を慕って「蓮塘欲継梁翁....