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弁理
「弁理〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
弁理の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「特許多腕人間方式」より 著者:海野十三
。門前雀羅のわが特許事務所としては、ちかごろ珍らしいことだ。 「よう、先生。特許
弁理士の加古先生はあんたですな」 と、客は、余がオーバーをぬぐのを待たせない。....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
権公使トゥール、普国代理公使ブランド、オランダ公務代理総領事ブロック、それに米国
弁理公使ファルケンボルグの人たちだ。その日、十四日は公使らが神戸運上所に集まって....
「連環記」より 著者:幸田露伴
恋の歌も今確存しているのである。双方手だれのくせものであるから、何の事は無い恋愛
弁理士同士の雄弁巧説、うるわしかりける次第なりと云った形で、斯様いうことのつづき....
「名士訪問記」より 著者:海野十三
ると特許料など、他よりやすくしているのですか。」 「ああ礼金のことですね。あれは
弁理士会の規則があって、最低料金が定められています。私のところは他の特許事務所よ....
「娘煙術師」より 著者:国枝史郎
ような一首の和歌なのであった。
京都所司代の役目といえば、禁闕を守衛し、官用を
弁理し、京都、奈良、伏見の町奉行を管理し、また訴訟を聴断し、兼ねて寺社の事を総掌....
「豆腐買い」より 著者:岡本かの子
冠せたのが覗いている露地口には筍のように標柱が頭を競っている。小児科の医者、特許
弁理士、もう一つ内科呼吸器科の医者、派出婦会、姓名判断の占師、遠慮深くうしろの方....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
冬期休業中ゆゑいたって閑散なるべき理窟なれど小生の職務は学堂庶務会計一切の事宜を
弁理するにありと支那流にては申す職掌ゆゑ日曜も祭日も滅茶苦茶に忙がしく、一昨夜な....
「好日」より 著者:三好十郎
もう少し待ってくれとわてがこれ程言うているのに、あんだけ手広く事業をなさっている
弁理士の本田一平さんともあろうもんが、そればっかりの金でそんなに――。 本田 そ....