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「弁舌さわやか〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

弁舌さわやかの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
不意に鋭い質問をしたものでしたから、恒藤夫人はぎょっとなったようでしたが、しかし弁舌さわやかに申し開きをいたしました。 「いいえ、これはみな、出入りの町人ばかり....
新ハムレット」より 著者:太宰治
故意にはぐらかしたのではありません。僕は卑怯な男ではないのです。」 ポロ。「御弁舌さわやかでございます。なかなか、たくみに言いのがれをなさる。けれども、ポロー....
八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
ますが、三家三勇士の随一人、和佐大八郎は竹林派における高名の一|人にござります」弁舌さわやかに言上した。 一〇 「昼行灯どころの騒ぎではない。....
神サマを生んだ人々」より 著者:坂口安吾
揚げているという風聞も伝わっている。教祖を阿二羅大夫人と云い、管長は三十ぐらいの弁舌さわやかな人物だというから、みんなそれぞれ思い当るところがある。阿二羅教のこ....
貞操問答」より 著者:菊池寛
ですけれど。」 「ふむ。」準之助氏は止むを得ずうなずいた。夫人がこうも円転滑脱、弁舌さわやかに、自分の立場を明らかにした以上、こっちからそれを崩しにかかることは....
かもめ」より 著者:神西清
・ア・ヴーリュ』さ。若いころ、わたしは文学者になりたかった――が、なれなかった。弁舌さわやかになりたかった――が、わたしの話しぶりときたら、いやはやひどいものだ....
三国志」より 著者:吉川英治
「あります。平原の令、辛毘ならきっといいでしょう」 「辛毘ならわしも知っている。弁舌さわやかな士だ。早速運んでくれい」 袁譚のことばに、郭図はすぐ人を派して辛....