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弊衣破帽
「弊衣破帽〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
弊衣破帽の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「デカダン抗議」より 著者:太宰治
きの休みのときに出掛けた。私は、高等学校の制服、制帽のままだった。謂《い》わば、
弊衣破帽《へいいはぼう》である。けれども私は、それを恥じなかった。自分で、ひそか....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
はそれだけ学生が社会に同化しなければならない弱みを意味するので、彼等がすでにその
弊衣破帽式生活に自信を失って了った証拠なのである。現在の学生は他の階級や身分や職....
「学位について」より 著者:寺田寅彦
れは少し考えものではないか。 博士がえらいものであったのは何十年前の話である。
弊衣破帽の学生さんが、学士の免状を貰った日に馬車が迎えに来た時代の灰色の昔の夢物....