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「式礼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

式礼の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
斜陽」より 著者:太宰治
しになる事も無いし、吸う音もお皿の音も、ちっともお立てにならぬのだ。それは所謂正式礼法にかなったいただき方では無いかも知れないけれども、私の目には、とても可愛ら....
八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
けては、相当名のある佐々木源兵衛が詰めかけていたが、殿のお出でと立ちいでて恭しく式礼した。 「おお源兵衛か今日はご苦労」駿河守は頷いたが、「すぐに射手に取りかか....
梟雄」より 著者:坂口安吾
を得た。すでに四月だ。 信長は自ら斯波氏を送って三河へ行き吉良氏と斯波氏参会、式礼をあげて、ヨシミをとげて、尾張へ戻る。つづいて、斯波氏を尾張の国守と布告する....
一九三七年を送る日本」より 著者:戸坂潤
会という社交場裏には立てない。新聞記者の批判的言説も無産党の階級的観点も、この公式礼服を着用に及んでいる。モーニングか燕尾服かの相違があるだけだ、公式礼服として....