弔歌[語句情報] »
弔歌
「弔歌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
弔歌の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三国志」より 著者:吉川英治
罵の計を逆用して、急に血を吐いた真似をして見せたのだ。さっそく陣々に喪旗を立て、
弔歌を奏でて、周瑜死せりと噂するがいい」と、いった。 次の日の夕方ごろ、曹仁の....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
波も」 ここに坐ると、若い彼には、耐え難いものがあった。 蜩の声は、壮年期の
弔歌に聞え、都を中心とする時の潮鳴りが、山の静寂とは逆に、心へ底波を打ってくる。....