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引合せる
「引合せる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
引合せるの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「南地心中」より 著者:泉鏡花
ぼりぼりと喰かきながら、(留めちまえ、)と舞台へ喚く。 御寮人は、ぞろりと褄を
引合せる。多一は、その袖の蔭に、踞っていたんだね。 するとね、くいほじった柿の....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
の太夫元、女軽業の親方のお角《かく》であります。ここでムク犬が、お銀様とお角とを
引合せる役目をつとめました。 「ちょうど一昨日《おととい》の夕方でありました、う....
「三枚続」より 著者:泉鏡花
も鴨川をちょいと御覧ずる。 「勝山さんのお使ですって、」と令夫人|傍から引取って
引合せる。 「おお、あの何か江戸ッ子の、いつも前垂掛けでおいでなさる、活溌な、ふ....