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「引揚げ者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

引揚げ者の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
肉親」より 著者:宮本百合子
府のバッサリ方針で、これだけいちどきに失業者がでれば、たとえソ連から一家へ五人の引揚げ者があったところで、生活の安定は約束されない。苦しい生活のあえぎから、せめ....
淪落の青春」より 著者:坂口安吾
ぞ。やせても枯れても、第一、オレは乞食はやらん。キサマ先祖の顔に泥をぬるな」 「引揚げ者の無慙な立場も察して下さい。生きるためには乞食もしなければならないのです....
吝嗇神の宿」より 著者:坂口安吾
は、オメエを探すため、ピリリとひびいた第六感てえ奴だなア。オレの気に入ったのは、引揚げ者の風体と、何よりもそのフクロウだな。誰の目にも実直な夜番にはこの上もない....