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「引目〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

引目の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
駈込み訴え」より 著者:太宰治
《うぬぼ》れ屋だ。私などから世話を受けている、ということを、何かご自身の、ひどい引目《ひけめ》ででもあるかのように思い込んでいなさるのです。あの人は、なんでもご....
赤格子九郎右衛門」より 著者:国枝史郎
て大変な評判になりました。その侍こそ怪いというので南北町奉行配下の与力や、同心岡引目明まで、揃って心を一つにして其詮策に取り掛かかりましたが一向手掛かりもありま....
善悪両面鼠小僧」より 著者:国枝史郎
霊験と仰せられますと?」 新十郎は恐る恐る訊く。 「昔、源三位頼政は、いわゆる引目の法をもって紫宸殿の妖怪を追ったというが、其方の得意の一刀流をもって妖怪を追....
破れわらじ」より 著者:三好十郎
だった。俺なんざ、今でも、むつかしい木取りの時あ、目の前に健五郎ば置いて、どげん引目ば入れりゃよかつかい健五郎ちうて、相談しいしいやっちょるとばい。健五郎は死ん....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
縞」も名がありましたが、藍を生命としている縞物だけに、本藍から離れたことは大きな引目といえましょう。 ここで筆を改めて述べねばならぬ織物がもう一つあります。東....
ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
g. グスターフ・ノッテボーム――『ベートーヴェンの、出版されている作品の主題索引目録』(一八六八年) G. Nottebohm.――Ein Skizzenbu....