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引続
「引続〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
引続の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
いる。。 王立協会でやっている講義は三種類で、これはファラデーの時代からずっと
引続いて同じである。 クリスマスの九時からのがある。これが一番有名なので、良い....
「開化の良人」より 著者:芥川竜之介
じいかつみ》と云う御用商人の娘と縁談が整《ととの》ったと云うだけでしたが、その後
引続いて受取った手紙によると、彼はある日散歩のついでにふと柳島《やなぎしま》の萩....
「二つの手紙」より 著者:芥川竜之介
う》と申すものでございます。年齢は三十五歳、職業は東京帝国文科大学哲学科卒業後、
引続き今日まで、私立――大学の倫理及英語の教師を致して居ります。妻ふさ子は、丁度....
「瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
はあるべからず。右のごとく長州の騒動に対して痛痒相関せざりしに反し、官軍の東下に
引続き奥羽の戦争に付き横浜外人中に一方ならぬ恐惶を起したるその次第は、中国辺にい....
「怨霊借用」より 著者:泉鏡花
猫の三毛を退治て、二月越内証で、もの置で皮を乾したそうである。 笑話の翌朝は、
引続き快晴した。近山裏の谷間には、初茸の残り、乾びた占地茸もまだあるだろう、山へ....
「菎蒻本」より 著者:泉鏡花
ら灯が点れて、絵草紙屋、小間物|店の、夜の錦に、紅を織り込む賑となった。 が、
引続いた火沙汰のために、何となく、心々のあわただしさ、見附の火の見|櫓が遠霞で露....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
金之助は今もその音や聞ゆる、と背後を憂慮うもののごとく、不安の色を湛えつつ、 「
引続きこの快晴、朝の霜が颯と消えても、滴って地を汚さずという時節。夜が明けるとこ....
「註文帳」より 著者:泉鏡花
体なら此奴豪勢に発奮むのだけれども、一進が一十、二八の二月で工面が悪し、霜枯から
引続き我慢をしているが、とかく気になるという足取。 ここに金鍔屋、荒物屋、煙草....
「ピストルの使い方」より 著者:泉鏡花
がごとく聞えて、頷いて渡した。 「拳銃をお見せなさいな。」 「……拳銃を。成程、
引続けて二度狙うのは、自信がない、連発だけれども、」 空を打たれて、手練に得も....
「露肆」より 著者:泉鏡花
上げると、目の下八寸の鯛焼と銘を打つ。真似はせずとも可い事を、鱗焼は気味が悪い。
引続いては兵隊饅頭、鶏卵入の滋養麺麭。……かるめら焼のお婆さんは、小さな店に鍋一....
「水害雑録」より 著者:伊藤左千夫
計らって引かせることにして、自分は先頭に大きい赤白斑の牝牛を引出した。十人の人が
引続いて後から来るというような事にはゆかない。自分は続く人の無いにかかわらず、ま....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
猫のようにおとなしくなるだろう」 成層圏征服 宇宙偵察隊の噴射艇二台は、
引続き調子もよく、上昇していく。この噴射艇は、彗星号というその名にそむかないりっ....
「階段」より 著者:海野十三
歳の新理学博士になり、新聞や雑誌に眩しいほどの報道をされたことであろうし、それに
引続いて、国立科学研究所の部長級にも栄進し、郊外に赤い屋根の洋館も建てられ、大学....
「火星探険」より 著者:海野十三
んでいる暇はなかったのである。そのわけは、冷酷なる宇宙塵の数群が、すぐそのあとに
引続いて本艇を強襲したからであった。 艇内は混乱の極に達した。はげしい震動が相....
「鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
、体温三十五度五分、脈搏《みゃくはく》五十六、呼吸十四。その他著しき異状を見ず。
引続き監視中なり。――” とあったので、課長はそれと気付き、立去った臼井青年の....