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弘める
「弘める〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
弘めるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「家」より 著者:島崎藤村
話声が聞えようが、聞えまいが、彼はそんなことに頓着していなかった。ドシドシ薬を売
弘めることを考えた。「大旦那の時分には、あんなに多勢の人を使って、今の半分も薬が....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
人は上人でお十念《じゅうねん》を授けている間に、こちとらはこちとらで自分の宗旨を
弘める分のことよ」 「なるほど」 「まあ、来てみねえ、仕事がいやならいやでいい、....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
けれども、私は平気でいた。この頃であった、独逸人のスピンネル氏が、基督教を日本へ
弘めるために来てこの人は哲学にもなかなか達していたので、その門人で居た同郷人の三....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
ますには、チベットは人を殺して喰うという国と聞きますから、かの国がその国に仏法を
弘めるという約束をして貰いたい、また一つには、インドから当国に移って居られたる釈....