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「弱む〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

弱むの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
政談月の鏡」より 著者:三遊亭円朝
ですが、未だ四十六歳で」 金「御壮《ごさか》んですな」 浪「いえ甚《ひど》く弱むしに成りまして困ります、貴方《あなた》は何日《いつ》も御壮健ですな」 金「....
雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
、そんな女形《おやま》一人を、いつまで、持てあましているのかねえ――相手がもっと弱むしなら、このおいらが助勢に出てやるのだけれど、どうもあぶなくって近づけないよ....
日輪」より 著者:横光利一
兵部の宿禰に促した。しかし、宿禰の頭は重々しく横に振られた。 「爾は奴国の弓弦の弱むを欲するか。」と、長羅はいって詰め寄った。 「待て、帰った偵察兵は一人である....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
いう分子をもその中に算するに至ったという有様になったのが、これすなわち階級精神を弱むる一因たるに相違ないので、つまりその打破に向って一歩を進めたものである。しか....
三国志」より 著者:吉川英治
のだ。――然るに、みだりに上将の言行を批判し、あまっさえ怨言を部下に唱えて士気を弱むるなど、言語道断である」 直ちに、彼は、打首を命じた。 部将の首が陣門に....