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弱り果てる
「弱り果てる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
弱り果てるの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
て居る。余は俄かに空腹を感じたが、何でも余は医学士の言葉の通り断食の儘で、身体の
弱り果てるまで置かれる事と見える、今からひもじいなど思う様では仕方がないと、忽ち....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
心機一転 われわれの年寄るというは精力の枯れるの謂《いい》である。よし身体が
弱り果てるも、心ばかりは老耄《おいぼれ》たくない。よし老耄《おいぼれ》ても、愚痴....
「地上」より 著者:島田清次郎
になった頃は、彼は「貧しい母子」の自分を認識した。(しかし自分はその貧しいことに
弱り果てる弱者でない。)泉のように耐えない母の愛感は彼を「貧」のためにひがます代....