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強化
「強化〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
強化の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「党生活者」より 著者:小林多喜二
撃になった。 私はその話を伊藤から聞き、本当だと思った。戦争が始まってから労働
強化は何処でもヒドクなっているのだが、同一の労働(或いは同一以上の労働)をしてい....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
んのん》なるもの”などと相当深い観察までが伝えられている。おまけに今後の調査団の
強化までが決定されているじゃないか。そして、“全世界に有史以来の大恐慌が起るであ....
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
えることによつて、いよいよ自由をのばし得るが、しからざる國においては制約の程度を
強化せざるを得ず、そこに國民全体のデモクラシーを犧牲にし少數の指導者群の專制にお....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
。小磯内閣は果してかけ声をかけただけで終り。三月十日の空襲の市街大延焼にて、疎開
強化令を出して混乱を生ぜしめた失政軽からず。さらに四月五日、ソ連は日ソ中立条約存....
「黄鳥の嘆き」より 著者:甲賀三郎
が、父の重行にそっくりだといわれていた。 それは後から聞いた話によって、記憶を
強化したのだろうが、父子爵が眼の中に入れても痛くないという風に、じっと眼尻を下げ....
「疵」より 著者:小林多喜二
「モップル」(赤色救援会)が、「班」組織によって、地域別に工場の中に直接に根を下し、大衆的基礎の上にその拡大
強化をはかっている。 ××地区の第××班では、その班会を開くたびに、一人二人と....
「未来の地下戦車長」より 著者:海野十三
てき》の一大決戦を交えることになったのである。そこで、機械化部隊を、さらに高度に
強化する必要にせまられ、地下戦車の試作も急にいそがれることになったのであった。 ....
「あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
的な「魅力ある声」の標準に従い、個々のヴァライァティーに富んだ現代人の声の純化、
強化を心掛ける時代ではないでしょうか? 声の問題はひとまずこれくらいにして、肢....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
支丹宗門があるのみであろう。 切支丹の断圧は秀吉に始まったが、家康の晩年に於て
強化された。彼が自分の手で辛うじて完成した徳川幕府というものを守るために、他の一....
「書籍の風俗」より 著者:恩地孝四郎
が平面なのでフラットバックと云われるが、角背は多くの場合裏打を固くしてその特長を
強化する。その折れ目、耳を立てたのを角山という。角背の腔背は耐久力に難点がある。....
「世界の裏」より 著者:国枝史郎
の緒を締めるのは、戦いに勝っている時でなければいけない。 日本など、臨戦態勢総
強化をもっと急ぎ給え。 レニングラードの陥落も時間の問題となった。レニングラー....
「岩波文庫論」より 著者:岩波茂雄
があるが、今後の方針としては古典的価値の水準をますます高めるとともに、厳選方針を
強化することにした。経済的価値高くとも本質的価値乏しいものはこれを編入しないこと....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
政策であります。それは昨年末とくに日米軍事同盟の性格を有する日米安保条約の改定と
強化をし、更に将来はNEATOの体制の
強化へと向わんとする危険な動きであります。....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
に本然の(宇宙および自分にもとから備わっているところの)生き抜く力が体験中に拡大
強化されて行って、昔の自分と比較するとき、思わず驚くほどになるものです。それはち....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
充分に現わしてはいなかったが、満州事変以来努力しつつあったその軍備は、いつ態度を
強化せしむるかも計り難い。即ち日本は十年前の如く露国の崩壊に乗じ、主として米国を....