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「当用日記〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

当用日記の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
星座」より 著者:有島武郎
「女学雑誌」「文芸倶楽部」などのバック・ナムバアと、ユニオンの第四読本と博文館の当用日記とが積んであるのを清逸は見て知っていた。机の前の壁には、純次自身の下手糞....
蠅男」より 著者:海野十三
山治が愕いてその方を見ると、帆村探偵は、空っぽになった本棚の隅から一冊の皮表紙の当用日記を、頭上高くさしあげていた。 「これだこれだ。ドクトルの日記だ。塩田検事....
寒の梅」より 著者:宮本百合子
らず。二階で臥たり、読んだり。栄さん結婚十五年というので、何婚式になるんだろうと当用日記のうしろを見たら、これまで生れ月の宝石だの結婚記念などのあった欄が、すっ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
一月も、もうじき二十三日ね。火曜日ね。満月は二十五日。大変くわしいでしょう、当用日記にはこういうこともあります。二十三日までに玉子何箇になるでしょう。 呉....
次郎物語」より 著者:下村湖人
て、ずっと日記をつけて来た。日記帳はべつにきまっていなかった。最初の一年は小形の当用日記をつかったが、かえって不便な気がして、あとでは、普通のノートをつかうこと....