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彝
「彝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
彝の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「秋山図」より 著者:芥川竜之介
でも坊間《ぼうかん》の説によれば、張氏の孫は王氏《おうし》の使を受けると、伝家の
彝鼎《いてい》や法書とともに、すぐさま大癡《たいち》の秋山図を献じに来たとかいう....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
そいつは友達になってしまった。この中村はその後肺を悪くして死んだ。そしてその弟の
彝というのが第五期にはいって来た。西洋画のあの中村
彝君がそれだ。 また、同じ寝....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
ありては君臣の関係、官民の交渉、東洋のごときにあらず。 西洋奴隷制のごときもと
彝倫の思想より起こるにあらず。むしろ人間社会における強弱優劣の関係より来る、西洋....
「骨董」より 著者:幸田露伴
ない。 そんな事はどうでもいいが、とにかくに骨董ということは、貴いものは周鼎漢
彝玉器の類から、下っては竹木雑器に至るまでの間、書画｜法帖、琴剣鏡硯、陶磁の類、....
「運命」より 著者:幸田露伴
ずんば臣｜愚おもえらく十年を待たずして必ず噬臍の悔あらん、というに在り。其の論、
彝倫を敦くし、動乱を鎮めんというは可なり、斉泰黄子澄を非とするも可なり、たゞ時｜....
「紀行文家の群れ」より 著者:小島烏水
浜山王山の私の宅を尋ねられた。私は油絵の肖像を希望した。前田君は、画家として中村
彝君を勧めてくれた。それでなければ、橋本邦助君はどうだということであった。私は実....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
たように云っていたから。 四月十四日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より（中村
彝筆「エロシェンコ像」の絵はがき）〕 今朝は何とこころもちのよい目ざめだったで....
「中村彝氏の追憶」より 著者:寺田寅彦
自分が中村｜
彝氏を訪問したのはあとにも先にもただ一度である。 田中舘先生の肖像を頼む事に関....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
碌山の彫刻絵画、故柳敬助氏（この方は販売部主任山田健三氏の従兄でした）、故中村｜
彝氏等いずれももとは中村屋の屋敷内に起臥し、食卓を共にした人々であり、じつに堂々....
「智恵子の半生」より 著者:高村光太郎
て東京に留まり、太平洋絵画研究所に通学して油絵を学び、当時の新興画家であった中村
彝、斎藤与里治、津田青楓の諸氏に出入して其の影響をうけ、又一方、其頃平塚雷鳥女史....
「『七面鳥』と『忘れ褌』」より 著者:佐藤垢石
やがて第一番に海後磋磯之介と山口辰之介が絵馬堂を捜してきた。次に、関鉄之介、野村
彝之介、木村権之衛門、森五六郎、佐野竹之介、黒沢忠三郎、斎藤監物、蓮田市五郎、広....
「四谷、赤坂」より 著者:宮島資夫
ェンコがさびしそうにぽつねんと住んでいた。国木田独歩の娘さんもここにいた。仲村｜
彝《つね》の絵も可なりあるという話だ。愛嬌者の新島栄治が、にや／＼笑って菓子を包....