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彩光
「彩光〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
彩光の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「沼地」より 著者:芥川竜之介
と大袈裟《おおげさ》だが、実際そう云っても差支えないほど、この画だけは思い切って
彩光の悪い片隅に、それも恐しく貧弱な縁《ふち》へはいって、忘れられたように懸かっ....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
のに、時偶、姿をあらわす外輪四山の山巓が、それぞれちがった色の綺《き》らびやかな
彩光をはなつのだ。すなわち、紅蓮峰《リム・ボー・チェ》は紅にひかり、さらに、白蓮....
「草枕」より 著者:夏目漱石
《なづ》けて美化《びか》と云う。その実は美化でも何でもない。燦爛《さんらん》たる
彩光《さいこう》は、炳乎《へいこ》として昔から現象世界に実在している。ただ一翳《....
「旅愁」より 著者:横光利一
の上に全貌を現したときは、来た峰の上に折れまがった長いその影を取り包んで、七色の
彩光が氷の面面に放射していた。
「お疲れになったら、あたしが先に行きましてよ。そ....