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役回り
「役回り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
役回りの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青木の出京」より 著者:菊池寛
。雄吉は、そう考えると、その日学校から帰ると、自分が家庭教師兼書生といったような
役回りをしている近藤家の主人に、涙を流さんばかりに青木の救済を頼んだ。 「本当に....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
とても彼を言いなだめることができようということで。 いかな旧|組頭の庄助もこの
役回りには当惑した。庄助が店座敷の方へ行って見ると、ちょうど半蔵はひとりいる時で....
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
ろで、わたくしはさしずめ Regierender Graf von Moor の
役回りでございます! どうか御判断のうえ、お助けを願います! あなた様のお祈りば....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
。――彼はそれを彼女に恨むだけの勇気がなかった。彼女はあたかもマリアのようでよい
役回りをもっていた。人生においては各人それぞれの役目がある。クリストフの役目は活....
「融和促進」より 著者:喜田貞吉
。したがっていわゆる長吏の輩は、警察吏として相当の権力を有し、ことに社会の必要な
役回りをつとめる者として重んぜられ、もちろん生活上には何不足のない身分ではありま....