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「征西〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

征西の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
空家」より 著者:宮崎湖処子
さにも優《まさ》るべく、いと重げなる黄金の包みのその懐《ふところ》に満々たるは、征西将軍が拝受したる菊桐《きくきり》の大勲章よりもその身にとってありがたかるべし....
武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
、これまたわが邦に適せざるの解なり。わが皇祖皇宗、由来武をもって国を立て、歴朝東征西伐の結果として、この大帝国は成れり。したがって古来決して文をのみ尊み、武を賤....
三国志」より 著者:吉川英治
軍師孔明。 盪冦将軍|寿亭侯関羽。 征虜将軍新亭侯張飛。 鎮遠将軍趙雲。征西将軍黄忠。 揚武将軍魏延。 平西将軍|都亭侯馬超。 そのほか、孫乾、簡....
三国志」より 著者:吉川英治
て顧みると、退路は断たれていたのである。すなわち、この日魏軍は、神威将軍|董禧、征西将軍|薛則の二手に、おのおの二万騎を付して、ふかく潜んでいたのだった。 味....
私本太平記」より 著者:吉川英治
喪してはいなかった。九州の菊池党は、健在であり、いちどもその初志を変えていない。征西ノ宮将軍(懐良親王)の旗幟は筑紫を圧している。 そのうえ、ちかごろ、尊氏方....
山の人生」より 著者:柳田国男
自分は考えます。 前九年・後三年の時代に至って、ようやく完結を告げたところの東征西伐は、要するに国つ神同化の事業を意味していたと思う。東夷に比べると西国の先住....