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「待機〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

待機の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十八時の音楽浴」より 著者:海野十三
た。 「爆撃戦隊はアリシア区に進撃して、即刻扉を破壊せよ。索敵戦隊は予備隊として待機を命ずる」 二人の戦隊長はスクリーンの中で、息を引取る魚のような表情を固化....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
海権を収めると、いよいよ艦隊は、最後の一戦を交える準備として、南洋群島へ引上げ、待機の姿勢を執ることとなった。 その間に、米国側では、どうにかして、わが聯合艦....
海底大陸」より 著者:海野十三
たちもハンカチーフでなみだをぬぐって元気づいた。 捜索隊への命令が発せられた。待機中の駆逐艦隊や、れいのラスキン大尉のひきいる飛行隊は、新たに潜水艦隊をつれて....
三十年後の世界」より 著者:海野十三
長は、宇宙艇がいつでもこの火星から離陸し、宇宙へとびだすことができる用意をして、待機《たいき》していることを命じた。 「あの怪塔の中から、何者が出てくるか、それ....
火星探険」より 著者:海野十三
ぎられることとし、一方デニー博士の要求に応じてあらゆる後援を惜しまず、その申出に待機することとなった。 こうして地球と宇宙艇との通信さわぎは、一先《ひとま》ず....
英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
し外へは、光がすこしも出ない。赤外線灯の特徴である。それは、遥かの海上及び空中に待機する五万にのぼるドイツ軍のための生命の目標だった。この目標によって、彼等ドイ....
火薬船」より 著者:海野十三
てたまるかい」 といってはねのけようとする。そのときばたばたとかけてきたのは、待機中の事務長をはじめ派遣隊の連中だった。この連中にそうがかりになっては、大力の....
怪塔王」より 著者:海野十三
ら、連絡無電がはいってきました。 「本隊は、高度三千メートルをとりて、鹿島灘上に待機中なり、貴官の命令あり次第、ただちに爆撃行動にうつる用意あり、隊長|松風大尉....
大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
ないぞ」 辻中佐は命令した。 命令|一下、幕僚は直ちにマイクをもって、艇外に待機中の予備隊二ヶ隊を救援隊として出発させた。 いよいよこれは大きな戦闘になる....
崩れる鬼影」より 著者:海野十三
は表玄関より、第二隊は裏の入口より進む。それから第三隊は門内の庭木の中にひそんで待機をしながら表門を警戒している。本官とこの少年は第一隊に加わって表玄関より進む....
空襲警報」より 著者:海野十三
うなずいた。 「しかるに、S国はその痛手には一向参る様子もなく、チ市にあらかじめ待機させてあった超重爆撃機七十機を、○○○○の北方ス市に移しました。この目的はも....
薄紅梅」より 著者:泉鏡花
度も文選されない、雑誌の半面、新聞の五行でも、そいつを狙って、鷹の目、梟の爪で、待機中の友達のね、墨色の薄いのと、字の拙いのばかり、先生にまだしも叱正を得て、色....
最小人間の怪」より 著者:海野十三
と、ヤナツは誘った。 私はそれに従った。恐ろしくもあるが、そういう次の時代を待機している連中の様子をぜひ見たい気もあった。 ヤナツについていってみると、な....
私の活動写真傍観史」より 著者:伊丹万作
う変つた苗字の靴屋があつた。私たちは夕方になるとその家へ遊びに行つて八時すぎまで待機の姿勢をとる。八時すぎになるとみなでぞろぞろと小屋の前へやつて行つて下足番の....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
争奪を繰り返し、戦況は極めて惨澹たるものがあった。 午後五時頃普将ブリュッヘルは待機中の残余部隊をリーニー、セント・アルマント村に進め仏軍の左翼を包囲せんと企図....