待設ける[語句情報] »
待設ける
「待設ける〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
待設けるの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
はふところから手紙を一通取出した。「それから、あなたには……。」 K氏は何かを
待設けるもののように胸を躍らせた。 「あなたにはいいものを上げます。私の原稿より....
「第二菎蒻本」より 著者:泉鏡花
金の借のあるのが、同じく三月ほど滞った、差配で借りた屋号の黒い提灯を袖に引着けて
待設ける。が、この提灯を貸したほどなら、夜中に店立てをくわせもしまい。 「おい、....