後屈[語句情報] » 後屈

「後屈〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

後屈の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或る女」より 著者:有島武郎
思いきってひそかに医師を訪れた。医師は手もなく、葉子のすべての悩みの原因は子宮|後屈《こうくつ》症と子宮内膜炎とを併発しているからだといって聞かせた。葉子はあま....
ソヴェト映画物語」より 著者:宮本百合子
は女の性器官のうちで一番大切な役目をもったものです。 その「子宮」が前屈したり後屈したりして婦人が苦しむのは、勤労の不規則な条件からだけだ。長い時間腰をかけた....
昨今の話題を」より 著者:宮本百合子
立ったままで働く女、又は椅子にかけたなりで一日中執務しているような女の体には子宮後屈が多く、不姙その他の不幸を女と男との一生にもたらすことは周知の事実である。ソ....
我が人生観」より 著者:坂口安吾
我が人生観 (一)生れなかった子供 坂口安吾 女房がニンシンしたが、子宮後屈ということで、生むことができなかった。 女房からニンシンの話をきいて、うそ....
笑について」より 著者:岸田国士
「産婦は三週間以上横になつたままでいるとちよつと困るのだ。その理由は、即ち、子宮後屈という病気が起る。ですから、どうしても三週間経てば起さなくちやいかん。」内科....
智恵子の半生」より 著者:高村光太郎
かって入院し、幸に全治したが、その後或る練習所で乗馬の稽古を始めた所、そのせいか後屈症を起して切開手術のため又入院した。盲腸などでも悩み、いつも何処かしらが悪か....