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徐州
「徐州〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
徐州の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地図に出てくる男女」より 著者:吉行エイスケ
テック・ホテルの一室には、南北戦に於て南軍が明光を占領、定遠の包囲攻撃の報を得て
徐州に迫る南軍の総師として戦線に出る蒋介石《しょうかいせき》が、寝間着姿の婚約者....
「陣中日誌(遺稿)」より 著者:山中貞雄
す 一月十二日 悪運の強いのが生き残っとります 山中 貞雄 (井上金太郎 宛)
徐州攻撃続いて追撃戦、更に洪水の為各地を転々としてやっと落ちついたのが七月の半ば....
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
\していた。 街をもぐり歩いている陳長財が、まだ帰ってこないのだ。 せいぜい
徐州か臨城まで押しかけて来れば大出来だ、と高をくゝっていた北伐軍が、もう袞州を陥....
「魚玄機」より 著者:森鴎外
で、怒ってこれを訴えた。綯が温と虞候とを対決させると、虞候は盛んに温の※の乱に、
徐州で殺された。玄機が斬られてから三月の後の事である。 参照 ....
「大空魔艦」より 著者:海野十三
すると大月大佐は、ぬっと立ちあがり、 「隊員のかずがすくなくなっても、日中戦争の
徐州攻略のときのように、うまい作戦をたてれば成功することもあるんだ。よし、やっぱ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
して万端相談いたしますから、どうぞそのおつもりで。 きょうは十時すこしすぎに、
徐州陥落のサイレンが街じゅうに響きわたりました。達ちゃんの船はもう支那の近くにい....
「胎内」より 著者:三好十郎
…) 佐山 ……(二人の方を見て、弱々しく微笑して、かすれた声で)こう見えても
徐州一番乗りの本職だぞ。ホントからいやあ、今ごろ、こんな内地の山ん中で、穴っぽり....
「三国志」より 著者:吉川英治
。 燎原の火とばかり、魔の手をひろげて行った黄巾賊の勢力は、今では青州、幽州、
徐州、冀州、荊州、揚州、※州、予州等の諸地方に及んでいた。 州の諸侯をはじめ、....
「三国志」より 著者:吉川英治
にいとまがないくらいであった。 山陽|鉅鹿の人で李典、字は曼成という者だの――
徐州の刺史陶謙だの――西涼の太守馬騰だの、北平太守の公孫※だの――北海の太守|孔....
「三国志」より 著者:吉川英治
に天下を談じていたが、たまたま劉備玄徳のうわさが出た。 「あれも、いつのまにか、
徐州の太守となりすましているが、聞くところによると、呂布を小沛に置いて扶持してい....
「三国志」より 著者:吉川英治
妻子を探し求め、師を収めて、許都へ還った。 都へ還る大軍が、下※城を立ち出で、
徐州へかえると、沿道の民は、ちまたに溢れて、曹操以下の将士へ、歓呼を送った。 ....
「三国志」より 著者:吉川英治
すと、すぐ孫乾をかえりみて、 「聞いたか、いまの話を。まぎれもない義弟の張飛だ。
徐州没落ののち、おのおの離散して半年あまり、計らずもここで巡り会おうとは。――孫....
「三国志」より 著者:吉川英治
慮にみな感服した。何といっても、彼に従う麾下の将士は、その大部分が、青州、冀州、
徐州、燕州などの生れで、水軍に不馴れな者ばかりだったから、この連環の計に不賛成を....
「三国志」より 著者:吉川英治
岐路である。のみならず呉はひそかに先頃から魏の繁忙をうかがって、このときに江北の
徐州を奪ってしまうべきでないかと考えていた所である。――が、曹操から内示してきた....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
の影響は相当にひどく、何をやっても疲れ勝ちで遂に初志を貫きかねた。漢口駐屯時代に
徐州で木炭中毒にかかり、それ以来、脈搏に結滞を見るようになり、一時は相当に激しい....