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「徒になる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

徒になるの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
自叙伝」より 著者:大杉栄
行って見た。そして要するに、一学期間はみんな仮入学を許して、九月からほんとうの生徒になるんだからというので、僕は入学を許されることとなった。 中学校には僕等三....
神秘昆虫館」より 著者:国枝史郎
城の主ぐらいにはなれたかもしれない。ちょっと当世には向かない性《たち》だ。遊侠の徒になるもよかろう。町道場をひらくもいい。好きな娘とくらすもいい。そうしてそうや....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
つかんだりした、いけない幼女だったが、独逸人の教師の家へ寄宿して、やがて一高の生徒になると、忽ちあたしたちの大先生にあがめ、新しい話――つまり文学を聴くのに貪慾....
ヤミ論語」より 著者:坂口安吾
ったが、穴つるしという珍妙な処刑を発明したら、見物人、ウンザリして、それ以来、信徒になる者がなくなった。 然し、道化的なるものを道化的に見出すためには、教養が....
ヨーロッパ的性格 ニッポン的性格」より 著者:坂口安吾
とえばザヴィエルが―― 「ニッポン人は、私が行って布教をしたら、すぐにキリスト教徒になるだろうか?」――という風に弥次郎にたずねましたところが、弥次郎が答えまし....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
だと考えている。これをいかにもそう思わせるような唄があった。ソジンがカケコンで信徒になるには荘厳な儀式を行う。そのときの唄が、 せつないときは かけこみ かけ....
三国志」より 著者:吉川英治
教が風靡していた。 五斗米教。 仮にこう称んでおこう。その宗教へ入るには、信徒になるしるしとして、米五斗を持てゆくことが掟になっているからである。 「わしの....