従心[語句情報] » 従心

「従心〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

従心の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
んの成功も、藤木さんみずから努力した運ではなかった。彼の生涯に恵まれた幸福は、服従心の強い、優しい妻と娘とをもった事だった。木魚の顔のおじいさんの老妻がいしくも....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
ないように腰掛の端へ退いた。クリストフの声に首長らしい抑揚があったので、本来の服従心が強く働いたのだった。クリストフが百姓でないことを彼らはよく見て取っていた。....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
娘として、自分の自由判断を捨てようとはしなかったから。彼女は卑しい家畜みたいに服従心によってではなく、愛によって信仰していたのである。 オリヴィエはもう信仰を....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
がやどにおふるつちはりこころよも、おもはぬひとのきぬにすらゆな」(吾屋前爾生土針従心毛、不想人之衣爾須良由奈)という歌があって、このツチハリの名が一つの問題をな....
革命の研究」より 著者:大杉栄
当の力を作っているもの、すなわちその宗教とか、法律とか、国家とか、国家に対する服従心とか、宮殿とか、監獄とかに決定的打撃を与えて、それを殺してしまうことをあえて....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
……仏法僧縁 ……常楽我常 ……朝念観世音 ……暮念観世音 ……念々|従心起 ……念々不離心」 誰か? 無動寺の奥まった一間のうちから、誦すとも....