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「得手物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
度ながら勝って千金を得せしめたそうだ。由って思案の末課目が十あるうち作文と講義は得手物《えてもの》で満点と極まっており、総点数の五分一得れば落第せぬ定め故、他の....
十二支考」より 著者:南方熊楠
時より信心厚く、何でもござれで諸宗の経典に眼を晒《さら》し、断食苦行などは至極の得手物で、先日円寂した土宜法竜大僧正など、汝出家せば必ず中興の祖師となれると勧め....