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御す
「御す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御すの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
いう愛馬に乗ってきたが、この馬は彼に似て、元気はいいし、悪戯好きで、彼でなければ
御すことはできなかった。じっさい、ブロムは、悪いことばかりする駻馬に好んで乗るの....
「犬と笛」より 著者:芥川竜之介
を向いて、仰有《おっしゃ》いました。
すると二人の御姫様は、一度に御父様の胸に
御すがりになりながら、
「私《わたし》たちを助けましたのは、髪長彦でございます。....
「馬の脚」より 著者:芥川竜之介
子段の七段目を踏み抜いてしまった。……
「十月×日 俺はだんだん馬の脚を自由に制
御することを覚え出した。これもやっと体得して見ると、畢竟《ひっきょう》腰の吊《つ....
「邪宗門」より 著者:芥川竜之介
しもこれから祈祷《きとう》しょうほどに、御主もわしを見慣うて、天上皇帝の御慈悲に
御すがり申したがよかろうぞ。」
こう云うと沙門は旗竿を大きく両腕に抱《いだ》き....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
とになる。換言すれば、諸天体間での温度の平均を妨げ、そうして『熱的死』の到来を防
御するという作用をするのである(『宇宙の成立』一七四―一九〇頁参照)。なおこれ以....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
後は統帥と政治の関係常に円満を欠き(カイゼルは政治は支配していたけれども統帥は制
御する事が出来なかった)。これに反し、クレマンソー、ロイド・ジョージに依り支配せ....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
ん 半世売弄す懐中の宝 霊童に輸与す良玉珠 里見氏八女 匹配百両王姫を
御す 之子|于に帰ぐ各宜きを得 偕老他年白髪を期す 同心一夕紅糸を繋ぐ 大家終に....
「火星探険」より 著者:海野十三
早かったし、方向も大体あっているとはいえ少しはずれているし、それからエンジンを制
御すること、食糧問題のこと、そういうものがすべて満足にいかないと、火星に出会うと....
「国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
ょいと寝たいんだ、あとからウンと奢ってやるから大目に見るんだぜ。それからお富|姐
御すまないけれど、その時間になったら、コックの留公に用が出来るんだから、どこにも....
「ルバイヤート」より 著者:小川亮作
朝第二世の帝王で、太祖ケイコバードの子。 〃 鈴の音――古代イランでは、帝王の出
御するときに鈴を振り、太鼓を鳴らす習慣があった。 59 パルヴィーズ――ササン王....
「「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能」より 著者:癋見鈍太郎
、ソックリそのまま名人の仕カタ開キであるまいか。その心境は恍惚として虚に憑り風に
御する底の「能」の心境と一致しているのではあるまいか。又は鉄塊上の一点を狙って大....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
うな疑惑をエリザベスの心から一掃するための努力で、エセックスのいっさいの行動を制
御すること、それがこのさいなによりも肝要である。彼はけっして「いいだしたらきかぬ....
「城」より 著者:カフカフランツ
手荒な、彼らのふるまいに実際にふさわしくもあるような取扱いをしてやれば、彼らを制
御することができるか、あるいは(このほうがいっそうありうることだし、またいっそう....
「ハイカラ考」より 著者:木村荘八
随」もあったことだろう。それよりも更に能動的・直接には、侍従の島団右衛門あたりの
御すすめによって、率先して、おすべらかしお美しかった皇后が、お馴れにならないロー....
「落ちてゆく世界」より 著者:久坂葉子
のがいいのでしょうか。信二郎は信二郎。私は私。私は私しか導くことも出来ないし、制
御することも出来ないのです。寐る前に信二郎の部屋の前にもう一度何気なく来た私は、....