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御処
「御処〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御処の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「政談月の鏡」より 著者:三遊亭円朝
は廿九に成りますよ」 藤「へえー、えへゝゝ、へえー」 武「名乗って出てお上の
御処刑を受けた跡でお題目の一遍も称《あ》げてお呉れ」 藤「へえ、途方もない御冗....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
を迫ると、おまきは自分の夫の代から住み馴れている家を離れたくない。猫はいかように
御処分なすっても好いから、どうか店立をゆるして貰いたいと涙をこぼして家主に嘆いた....
「乱世」より 著者:菊池寛
托シ歎願ノ趣有之旁々万之助並ニ重臣一同浪花ヨリ分散ノ諸兵ヲ引連レ四日市本営ヘ罷出
御処置|可承トノコト 追テ参上ノ儀ハ二十三日夜五ツ|時期限ニ候其節宗十郎一手ノ内....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
勿レ、合掌 一、遺品等ノ処置ハ御面倒乍ラ左記親族或ハ知人ノ誰方カノ手ニテ然ルベク
御処分相成度 神崎昌雄殿(英ノ実兄) 世田谷区世田谷一ノ一〇二七 小泉佑....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
伝道者』誌の記事も、また、大使館公録のものも、みんな算哲様が、金に飽かした上での
御処置だったのでございます」
「そうすると、この館にあの四人を入籍させて、動産の....
「出家とその弟子」より 著者:倉田百三
らば、それはまさしくゆるした時の心の相であろう。 僧二 して唯円殿をばどのように
御処置あそばすつもりですか。 親鸞 唯円には私がよく申しきかせます。だがね、お前....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
家遁世仏門に帰依致し候条、何とぞ御憐憫を以て、家名家督その他の御計らい、御寛大の
御処置に預り度、右謹んで奉願上候。なお家督の儀は舎弟重郎次に御譲り方御計らい下さ....
「名人長二」より 著者:三遊亭円朝
なりますから、何と仰しゃっても申上げる事は出来ません……何卒只人を殺しました廉で
御処刑をお願い申します」 奉「幸兵衛手代萬助」 萬「へい」 奉「これなる長....
「唄立山心中一曲」より 著者:泉鏡花
支えるにも堪えません、一刻も早くこの人畜の行為に対する、御制裁を待ちます。即時に
御処分のほどを願います。) 若旦那が、 (よろしいか。) とちと甘いほどな、....
「霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
なせえと云うと、此の老爺さんが今の世の中には敵討は無え事だ、其様な事をすると汝が
御処刑を受ける、駄目だから止せてえと、
御処刑を受けても殺されても、己ア死んだ両親....
「後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
場に切捨てるというお覚悟なら、遺憾ながら腕の続く限り根限りお相手致します、如何に
御処分下さるか」 と詰寄せまする。橋の上から四辺は一面の人立で、往来が止ってし....
「子をつれて」より 著者:葛西善蔵
越しますよ」 「でまた余計なことを云うようですがな、その為めに私の方では如何なる
御処分を受けても差支えないという証書も取ってあるのですからな、今度間違うと、直ぐ....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
、
実はもっと厚い幕で隠したかったのでござります。
(間。)
いずれ断然たる
御処置がなくてはなりますまい。
民が皆|傷り害い、皆|痛み悩んでいましたら、
恐....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
ざいます。能くお客が立腹致しません。只今ならば直に警察署へ訴えになりまして相当の
御処置が附きますが、其の頃は初会というと座敷|限と云って、顔を見たばかりでお客が....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
といい、貧民救恤の設備といい、その他、時代に応じ民情に応じて、与えられたる万般の
御処置は、専ら国民生活向上の手段でありまして、まさしく現実上に理想を開顕する大乗....