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御勤め
「御勤め〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御勤めの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「捨児」より 著者:芥川竜之介
「当時信行寺の住職は、田村日錚《たむらにっそう》と云う老人でしたが、ちょうど朝の
御勤めをしていると、これも好《い》い年をした門番が、捨児《すてご》のあった事を知....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
方丈なる御庵室を結んで、一間をば仏所に定め、一間をば御寝所にしつらひ、昼夜朝夕の
御勤め、長時不断の御念仏、怠ることなくして月日を送らせ給ひけり」 右の文章、....
「明暗」より 著者:夏目漱石
た。朱銅《しゅどう》の葢の下では湯の沸《たぎ》る音が高くした。
「じゃどうしても
御勤めを一週間ばかり休まなくっちゃならないわね」
「だから吉川《よしかわ》さんに....
「新撰組」より 著者:服部之総
者であって、市中見廻りのため御募りに相成ったわけでも、また見廻りの奉公のつもりで
御勤めしている次第でも絶対にないのだから、攘夷御決断もなくそのまま東帰さるるよう....
「白くれない」より 著者:夢野久作
上げ見下す体なり。やがて莞爾として打ち笑ひ、六部殿、庫裡の方よりお上りなされよ。
御勤めも去る事ながら夜もすがらの御難儀、定めし御空腹の事なるべし。昨夜の残りの粟....