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御家流
「御家流〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御家流の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
について補いしるさんこと、必ずしも蛇足ではあるまい。実隆の入木道の妙を得、在来の
御家流に唐様を加味した霊腕を揮ったことは、その筆に成れりという『孝経』によっても....
「西瓜」より 著者:岡本綺堂
何だか昔なつかしいようにも感じられた。一冊は半紙廿枚綴りで、七冊百四十枚、それに
御家流で丹念に細かく書かれているのであるから、全部を読了するにはなかなかの努力を....
「旧藩情」より 著者:福沢諭吉
る者のごとし。譬《たと》えば上等士族は習字にも唐様《からよう》を学び、下等士族は
御家流《おいえりゅう》を書き、世上一般の気風にてこれを評すれば、字の巧拙《こうせ....
「空家」より 著者:宮崎湖処子
い来しものなり、雨に湿《し》みて色変りところどころ虫|蝕《く》いたる中折半紙に、
御家流《おいえりゅう》文字を書きたるは、寅《とら》の年の吉書の手本、台所の曲《ゆ....