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御愛想
「御愛想〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御愛想の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「草枕」より 著者:夏目漱石
同志でなくっちゃ、話しが合わねえものだから。何ですかい、やっぱりあの御嬢さんが、
御愛想に出てきますかい。どうもさっぱし、見境《みさけえ》のねえ女だから困っちまわ....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
借金してもバラック位新築せねばならなかったでしょうが、無理さすまいとてか、地震は
御愛想に私共の壁を崩し戸障子の建てつきを悪くしただけで往ってしまったので、当分現....
「焦点を合せる」より 著者:夢野久作
ン。君はナカナカシャンだからなあ。おまけに貴公子然としているからなあ。ハッハッ。
御愛想じゃないよ。ウン。それでどうした。無理矢理に奥へ引っぱり込まれた。アハハハ....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
、いかにも手持無沙汰で甚だ当惑するのでございます。 致方がないから、あの時私は
御愛想に滝の水を汲んで二人に薦めたのでした。―― 『他に何もさし上げるものとてご....