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御所様
「御所様〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御所様の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「忠義」より 著者:芥川竜之介
ながら、一句一句、重みを量《はか》るように、「その前に、今一度出仕して、西丸の大
御所様(吉宗)へ、御目通りがしたい。どうじゃ。十五日に、登城《とじょう》させては....
「忠直卿行状記」より 著者:菊池寛
越前家に達した時も、家老たちは腫れ物に触るように恐る恐る御前にまかり出でて、 「
御所様から、大坂表へ御出陣あるよう御懇篤な御依頼の書状が到着いたしました」と、言....
「大阪夏之陣」より 著者:菊池寛
に突入した。此の日諸隊躍進|何れも先駆の功名にはやり後方の配備甚だ手薄だった。「
御所様之御陣へ真田|左衛門佐かゝり候て、御陣衆を追ちらし討捕り申候。御陣衆三里ほ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
で、捨値で買い受けた紙屑を、これは大納言様の直筆《じきひつ》で候の、このほうは大
御所様で候の、これはまた少し御安値《おやすね》ではございますが、当時大阪第一の学....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
、向島にそんな所は無いはずだがといったが、間もなくそれはその頃即ち十一代将軍の大
御所様《おおごしょさま》の御愛妾の父なる人の別荘とわかった。この別荘の主人は娘の....
「大鵬のゆくえ」より 著者:国枝史郎
なく将軍ご連枝。お年の恰好ご様子から見れば、十一代将軍家斉公。西丸へご隠居して大
御所様。そのお方に相違ない! 紋太郎はハッと呼吸を呑んだ。持っていた吹筒を地へ....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
だって、南蛮船から銃や弾薬をしこたま買いこんでいるというし」 「それでいて――大
御所様のお孫の千姫を、秀頼公の嫁君にやっているのはどういうものだろ?」 「天下様....