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御手洗川
「御手洗川〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御手洗川の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「不尽の高根」より 著者:小島烏水
、玉を転がす里の小川に沿うてゆく、耳から眼から、涼しい風が吹き抜ける。その水は、
御手洗川であった。旅館梅月へ着く。割烹を兼ねた宿屋で、三層の高楼は、林泉の上に聳....
「源氏物語」より 著者:紫式部
をさせてほしいと言い、祭や祓などのことについても命じるところがあった。「恋せじと
御手洗川にせし禊神は受けずもなりにけらしな」そんな禊もさせたい人であるのを知らな....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
んがいうのにも、気がせかれる。後ろについて、西廻廊の出口から、履き物をはきかえ、
御手洗川の石橋を渡ってゆく。入母屋式の、平安朝風、鉄筋コンクリート。歌舞伎座を小....
「母の手毬歌」より 著者:柳田国男
水を浴びてから、はじめて神前に近づくのがふつうであった。今でも古いお社のそばには
御手洗川が流れており、またそれをもっとも簡略にしたのが、多くの社頭に見られる銅や....