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御昼
「御昼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御昼の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
察は、次第に御一行の近づいたことを思わせる。順路の日割によると、二十七日、鵜沼宿
御昼食、太田宿お泊まりとある。馬籠へは行列拝見の客が山口村からも飯田方面からも入....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
立て方なぞを用意することになった。いよいよ御巡幸の御道筋も定まって見ると、馬籠駅
御昼食とのことである。西|筑摩の郡長、郡書記も出張して来て、行在所となるべき家は....
「虞美人草」より 著者:夏目漱石
れでも貰おう」 甲野さんは、だまって宗近君の眉《まゆ》の間を、長い事見ていた。
御昼の膳《ぜん》の上には宗近君の予言通り鱧《はも》が出た。 四 ....
「二百十日」より 著者:夏目漱石
「無論の事さ。だからまず第一着《だいいっちゃく》にあした六時に起きて……」 「
御昼に饂飩《うどん》を食ってか」 「阿蘇《あそ》の噴火口を観《み》て……」 「癇....
「金色の秋の暮」より 著者:宮本百合子
がある方がいいこと等。 これあるかな松茸飯に豆腐汁。昼はこれ。 M氏来。もう
御昼はすみました。でもまあ一膳召しあがれよ。二度目の
御昼だが美味かったそうだ。結....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
午後三時前。 二階の部屋。父上は今おやすみ中。さっき隆治さんが一寸かえって来て
御昼を土間で食べて、又仕事に出て行ったところ。すこし風はあるがいい天気の日です。....
「千世子(二)」より 著者:宮本百合子
にやった。 いよいよ立つ日には落ちては来なかったけれど泣きそうな空模様だった。
御昼飯を仕舞うとすぐ千世子は銘仙の着物に爪皮の掛った下駄を履いてせかせかした気持....