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御板
「御板〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御板の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
は、街道を通して手に取るように伝わって来た。輦路も嶮難なるところから木曾路は多く
御板輿で、近衛騎兵に前後を護られ、供奉の同勢の中には伏見|二品宮、徳大寺宮内卿、....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
御父祖の夢は、君が代に現となりつ。君は維新のおん帝、御十七の若帝、御束帯に御冠、
御板輿に打乗らせ、天下取ったる公卿将卒に前後左右を護らして、錦の御旗を五十三|駅....
「にらみ鯛 」より 著者:佐藤垢石
して、上皇は御階の近くへ仮の御座を設けさせられた。 近侍の公卿はこれを畏みて、
御板許に供御を命ずると、その当夜の内膳司は、思いがけなきご用命に接して、何かお肴....