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「御林〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

御林の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
南耕地と云って、昔は追剥が出たの、大蛇が出て婆が腰をぬかしたのと伝説がある徳川の御林を、明治近くに拓いたものである。林を拓いて出来た新開地だけに、いずれも古くて....
三国志」より 著者:吉川英治
府は一転戦雲の天と修羅の地になったのである。 袁紹は、たちまち鉄甲に身を鎧い、御林の近衛兵五千をひっさげて、内裏まで押通った。王城の八門、市中の衛門のこらず閉....
三国志」より 著者:吉川英治
た公然と、さらわれて行ったり、眼もあてられない有様だった。 また、発令の翌日。御林軍の将校たちは、流民が他国へ移るを防ぐために、強制的に兵力でこれを一ヵ所にま....
三国志」より 著者:吉川英治
に近い。御意はたちまち決った。 折しも、秋の半ば、帝と皇后の輦は長い戟を揃えた御林軍の残兵に守られて、長安の廃墟を後に、曠茫たる山野の空へと行幸せられた。 ....
三国志」より 著者:吉川英治
のかた、終始かたわらに仕えてあの大乱から流離のあいだも、よく朝廷を護り支えてきた御林の元老である。 「何ごとのお召しにや?」と、彼は急いで参内した。 帝は、彼....
三国志」より 著者:吉川英治
伏完以下、彼の三族を召し捕って、獄につなげ。縁故の者は一名も余すな」 さらに、御林将軍の※慮に命じては、内裏へ入って、皇后の璽綬を奪りあげ、平人に落して罪をあ....
三国志」より 著者:吉川英治
工を見た。三重の高台と式典の四門はまばゆきばかり装飾され、朝廷王府の官員数千人、御林の軍八千、虎賁の軍隊三十余万が、旌旗や旆旛を林立して、台下に立ちならび、この....