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御母様
「御母様〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御母様の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思い出す事など」より 著者:夏目漱石
病気を早く直して早く御帰りなさいませ。私は毎日休まずに学校へ行って居ります。また
御母様によろしく」と云うのである。 余は日記の一|頁《ページ》を寝ながら割《さ....
「少年時代」より 著者:幸田露伴
がしに復読しました。随分迷惑でしたそうですが、然し止せということも出来ないので、
御母様も堪えて黙って居らしったそうです。此復読をすることは小学校へ往くようになっ....
「縁結び」より 著者:泉鏡花
金はないが開けて入るように、と心着けたのに、雨戸は両方へ開いていた。お君は後に、
御母様がそうしておいたのだ、と言ったが、知らず堂守の思違いであったろう。 框が....
「いとこ同志」より 著者:宮本百合子
れども、貴女はそうじゃあないんですもの……私お可哀そうだと思うわ、真個に。うちの
御母様のお母様は継母だったんですって、今でも辛かったってよく仰云るわ、だから私御....
「アイヌ神謡集」より 著者:作者不詳
持ち 片手に蒲の束を持って 来たので私のいうことには, 「御父様をお持ちですか?
御母様をお持ちですか?」というと, 娘さんは驚いて眼をきょろきょろさせ 私を見る....
「日記」より 著者:宮本百合子
したって十月までには原稿紙に書ける様にしなければならない。 四月三十日(木曜)晴
御母様が銀座へいらっしゃった。 私の先《せん》からほしいと思って居たポーの短篇....
「日記」より 著者:宮本百合子
を見ていただきたいと云って来た。 本田の道っちゃんと直之さんが来る。 御父様
御母様浅草、午前中さらった丈で夜は英語なんかちっとも見とれなかった。 四月三日(....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
はないか。もしそういう事なら今の内引き取った方が双方のために好かろうというので、
御母様が来て話されましたので、東雲師もこれは困ったと思ったが、貨一郎氏にも深い考....