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御無音
「御無音〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御無音の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「名人長二」より 著者:三遊亭円朝
した。 由「おや/\岩村さんで、お久しぶりでございますこと」 玄「誠に意外な
御無音をいたしたので、併し毎も御壮健で」 と拇指を出して、 玄「御在宿かな」....
「西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝」より 著者:三遊亭円朝
へ這入って来ました。 又「誠に暫く」 丈「いや、これは珍らしい」 又「誠に存外の
御無音」 丈「これはどうも」 又「一寸伺わなけりゃならんのだが、少し仔細有って信....
「惜別」より 著者:太宰治
」と津田氏も上機嫌である。 「いろいろ、失礼しています。」と私は、すかさず平素の
御無音をついでに謝した。 「いや、僕こそ。」と外交官の甥はさすがに円転|滑脱であ....
「松と藤芸妓の替紋」より 著者:三遊亭円朝
らまア穢い服装でマア、またお出でなすったね」 徳「又だア……其の後は打絶えて……
御無音に……何時も御壮健おかわりも無く……大西徳藏|大悦奉る」 ふみ「何だね困り....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
大丈夫でがんす、どうか屋敷へ帰って御奉公をなされたら便を聞かせて下さいよ」 鹽「
御無音勝でございますから何分願います」 多「お父さん、お母さん、達者で屋敷へお帰....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
ねえ」といっていました。それでただ一度伺っただけで、学校へ行くようになってからは
御無音に過ぎました。 小金井へ縁附いて、程過ぎてからのことです。少し落附いて何....
「子規居士と余」より 著者:高浜虚子
ず頗る不穏に存候間御見舞申上候|達磨儀も盆頃より引籠り縄鉢巻にて筧の滝に荒行中|
御無音致候。 俳病の夢みなるらんほとゝぎす拷問などに誰がかけたか 即ち居士の日....