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御玉
「御玉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御玉の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「虞美人草」より 著者:夏目漱石
数《すう》は勢《いきおい》である。勢を生む所は怖しい。一坪に足らぬ腐れた水でも
御玉杓子《おたまじゃくし》のうじょうじょ湧《わ》く所は怖しい。いわんや高等なる文....
「趣味の遺伝」より 著者:夏目漱石
んだものの運命である。しかしてまた浩さんの運命である。蠢々《しゅんしゅん》として
御玉杓子《おたまじゃくし》のごとく動いていたものは突然とこの底のない坑《あな》の....
「悲しめる心」より 著者:宮本百合子
海山の新らしい供物に□□台を飾って只安らけく神々の群に交り給えと祈りをつづける。
御玉串を供えて、白絹に被われる小さい可愛らしい棺の前にぬかずいた時今までの涙はも....