御真影[語句情報] » 御真影

「御真影〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

御真影の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
自叙伝」より 著者:大杉栄
り生徒の評判を悪くしてしまった。そして、生徒がみな素足ではいる習慣になっていた、御真影を安置してある講堂へ、校長が靴ばきのままはいったとかいうので、危く排斥運動....
青年」より 著者:森鴎外
。枕元に置いて寝た時計を取って見れば、六時である。 純一は国にいるとき、学校へ御真影を拝みに行ったことを思い出した。そしてふいと青山の練兵|場へ行って見ようか....
夜の靴」より 著者:横光利一
ひどいことになったわい。天子さまの写真だけは、良かろうのう。」 と、鴨居の上の御真影を見上げていて、これだけは脱そうとしなかった。 「ああ、負けた負けた。」と....
社会時評」より 著者:戸坂潤
(?)の建設を目的とする農業村塾であって、この学校の守護神社(文部省系小学校では御真影奉安殿に相当するのかも知れぬ)たる金※神社の大鳥居は、後藤農相自身の寄進に....
自警録」より 著者:新渡戸稲造
この演説が癪《しゃく》に触《さわ》った者があって、講演者を罪せんとたくらみ、彼は御真影の前をも憚《はばか》らず猥褻《わいせつ》なる語《ことば》を用いたと称して問....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
々しく飾られてあったか。 ニコライ皇帝、 その皇后、 手札形の真鍮縁のその御真影こそはあわれであった。 私は黯然とした。 「撮影さしてください、ね、いい....