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御祓
「御祓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御祓の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ホントでございますか」 「ホントにも嘘にも、昔からの言い伝えで、その時は、村中の
御祓《おはら》い、御祈祷《ごきとう》、お慎《つつし》みをするのだ」 「その雲は夜....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
米吉のことであります。 この平民宗教の開祖は、馬をひっぱって歩きながら、途中で
御祓《おはら》いをたのまれると、これと同じように、いちいち荷物を積み卸しの二重の....
「ほととぎす」より 著者:堀辰雄
ると、とうとう頭の君はお帰りなさるらしい気配を見せて、「助《すけ》の君《きみ》の
御祓《おはらい》ももう間近かでお忙しいようですから、何か御用がおありになれば代り....
「源氏物語」より 著者:紫式部
と月末はいい日でありませんから延びることになりますね。十三日に加茂の河原へ除服の
御祓にあなたがおいでになるように父は決めていられるようです。私もごいっしょに参ろ....
「回想録」より 著者:高村光太郎
く。半分は迷信みたいなものがあって、晦日には神主がやって来て荒神様を拝んで家中|
御祓をして帰るとか、そんなことでもいろいろ家庭の情趣として私の心に残っているのは....
「茶漬三略」より 著者:吉川英治
る事は得知らず、ただわが母、内裏のみづし所の下女たりしが、ある夜のゆめに幾千万の
御祓箱、伊勢より播磨へさしてすき間もなく、天上を飛びゆくとみて我を懐胎しぬ―― ....