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御節
「御節〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御節の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
入らぬうちに手ッ取り早く珠数屋を片付けようと、折角これまで運んだものを、要らざる
御節介する奴じゃッ。木ッ葉旗本、行くぞッ、行くぞッ」 ののしり叫びざまにギラリ....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
来るよう取り計らってつかわそうぞ。ほら、繩目を切ってつかわすわ」 「よッ、要らぬ
御節介致したなッ。何をするかッ。何をッ」 血相変えて玄長が詰ったのは当然でした....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
んとが迎えに出ていてくれたのは思いがけぬよろこびでした。省線で目白まで。なかなか
御節約でしょう? 東京駅のプラットフォームで、ひさがかえったときいたときには実に....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
た菖蒲畑を思出しました。そこは湿地のためか育ちがよくて、すくすくと伸びますので、
御節供の檐に葺くといって、近所の人が貰いに来るのでした。根を抜くと、白い色に赤味....
「鬼」より 著者:吉川英治
彼はこう極めている。 (世の中は、生きてゆく。殖えてゆく、進んでゆく。粗衣粗食の
御節約も結構だが、絶対に、消極策というものは、どんな飢饉の地でも適合しない。つま....