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御色
「御色〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御色の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旧主人」より 著者:島崎藤村
おいおとろ》えた御様子が明白《ありあり》と解りました。智慧《ちえ》の深そうな目の
御色も時によると朦朧《どんより》潤みを帯《も》って、疲れ沈んで、物を凝視《みつめ....
「琴のそら音」より 著者:夏目漱石
雨に濡れただけの事さ」となるべく弱身を見せまいとする。 「いえあの御顔色はただの
御色では御座いません」と伝通院《でんずういん》の坊主を信仰するだけあって、うまく....
「日記」より 著者:宮本百合子
る様だ。故皇太后陛下の御歌のうつしと御親署勅語を拝覧、貴族的な好い御字であった。
御色紙のすりものを分けてもらったがつまり持ちにつくものだ。 夜美音会へ行く。小....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
「あらまし、明日の準備を御覧のうえ、社家に泊っている山田小美濃以下の申楽衆へ、
御色代(あいさつ)など、あった後、ごきげんようお立ち帰りで」 「恩智は」 「お奉....