御見合[語句情報] » 御見合

「御見合〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

御見合の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
るまじく候、菊園一家の者に心配無用と御伝え被下度《くだされたく》、貴殿にも御探索御見合せ被下度候、先《まず》は右申入度、早々。 それを読み終って、半七はまた....
白くれない」より 著者:夢野久作
身に藤倉大和殿御夫婦を訪ひ、お奈美殿は藩内随一の御|綺倆とこそ承れ。いまだ一度の御見合ひを遂げざるに御本人の御心|如何あらむ。相手の婿がねが某なる事、屹度、御承....
女の一生」より 著者:森本薫
愛想のつもりでいったら向うが乗ってきたんだ。 ふみ 時と場合を考えて御覧なさい。御見合いの介添に来て、介添すべき相手を放ったらかしといて自分が遊びごとに熱中して....
落ちてゆく世界」より 著者:久坂葉子
愛などは罪悪のように考えていたようでした。母との結婚は勿論親から決められた平凡な御見合結婚でしたし、私の記憶上、父が女の人の名前すら云ったことはないようでした。....
番町皿屋敷」より 著者:岡本綺堂
。伯母様が直々の御掛合などござりましては、水野殿も迷惑、手前も迷惑、その儀は平に御見合せを……」 「そりゃ私とても好むことではござりませぬ」と、真弓はいった。「....
蓮月焼」より 著者:服部之総
事実が違っています。どちらがうそかほんとうかその段においては分りませんが、皆さん御見合せのために知らせのままにかき載せます。さてその泥坊が尼さんに金を借してくれ....