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復古主義
「復古主義〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
復古主義の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
ンチ・モダーニズムの形を取って現われていることを注意しよう。この趣味は無論一種の
復古主義を採用するのであるが、夫は同時に往々にして日本流の封建家族制度に基くアン....
「今日の文学の鳥瞰図」より 著者:宮本百合子
義理人情を随喜渇仰する小説であって、常識ある者を驚かしたが、当時にあっては、彼の
復古主義も情勢の在りように従って「紋章」の中に茶道礼讚として萌芽を表しているに止....
「婦人作家の「不振」とその社会的原因」より 著者:宮本百合子
学が段々貧弱になって行くのもそれで、谷崎潤一郎、佐藤春夫などの大家連が滔々として
復古主義に赴くのも、没落せんとする者の逃避に他なりません。 そして、一方新しい....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
原則をなしているのである。
以上からすぐ様想像出来るように、文献学主義は容易に
復古主義へ行くことが出来る。
復古主義とは、現実の歴史が前方に向って展開して行くの....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
ズムは行き詰る。この行きづまりの解決は無論偽似モダーニズムでも反モダーニズムでも
復古主義でもあり得ないのは判り切ったことだ。各種のファシズム(アメリカニズムや自....
「科学的精神とは何か」より 著者:戸坂潤
学の古典から社会理論体系や政治学組織や経済理論までを導き出そうというのは、日本の
復古主義的・伝統主義的・国粋論的・封建主義的・な反動日本主義者の政治イデオロギー....
「役人の頭」より 著者:末弘厳太郎
とせば、わが国みずからの古きに返るよりほか仕方がない。こう考えた彼らは、たちまち
復古主義者となって、五〇年来深いお世話になった、そうしてみずから神のごとくにあが....
「孔子」より 著者:和辻哲郎
う運動の起点をなす孔子が革新家であったとは、どうも考えにくい。 もっとも孔子の
復古主義については、厳密な限定を必要とする。『論語』の最も古い部分たる学而、郷党....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
しい流れに押されて行ってしまうものである。それが立ち直ったのだから、『千載集』の
復古主義は非常に力の強い、旗幟鮮明な運動であったことを承知しなければならない。こ....