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「心は矢竹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

心は矢竹の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
すが、親も子の傍へ来ることが出来なければ、子も親の側へ寄って行くことも出来ない。心は矢竹にはやれどもわれ人ともに必死の場合とて、どうすることも出来ないのでした。....
少年連盟」より 著者:佐藤紅緑
イバンスは歯をくいしばった。だが発砲すると次郎とコスターにあたるかもしれない。心は矢竹にはやれども、いまやどうすることもできない。 「さあこい、わしにつづけ」....
飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
も愈よ強くなって来た。山国の冬に馴れたる彼女は、泳ぐように雪を掻いて歩んだ。が、心は矢竹に※っても彼女は矢はり女である。村境まで来る中に、遂に重太郎の姿を見失っ....